2009年 12月 09日
ネコとカモミール |
先頃、来日講演をなさったあるハーバリストのセミナーを受けた方から、ある店舗を介してご質問がありました。
セミナーの中で、「猫にはカモミールを与えると副作用があるので、お薦めではないハーブ」 としてご説明をなさったとか。
カモミールを食べた猫が鼻血を出した症例もあるのだそうで、カモミールはこれからも要注意のハーブだとおっしゃったのだそうです。
私のハーブの講座を受けてくださっている生徒さんだったこともあり、確認のためのご質問でした。
カモミールはキク科の植物ですから、もちろんキク科にアレルギーを示す場合は、ネコであろうとイヌであろうと、そして当然私たち人間にも使いません。
それ以外は、薬効もおだやかで非常に安全なハーブだと認識していましたので、早速Herbs for Petsの著者、グレッグに問い合わせたところ、すぐに返事が帰ってきました。
2年以上も前に、獣医師向けの雑誌に掲載された記事で、6匹の猫がどこの商品なのかもはっきりとはしていない、「カモミール入りのハーブ製品」 を与えられ、そのうちの2匹が鼻血を出した、と言うもので、すでに誰も問題にはしていないのだとのこと。
単に、カモミールも入っていたハーブ製品、ということだけがわかっており、どれほどの量を、なんの目的で与えたのかはまったくわからないのだそうです。
とにかくカモミールは幅広く何万匹もの動物に(もちろん私たち人間にも!) 使われている、非常にポピュラーで安全性の高いハーブです。
与えられたハーブ製品が、どこで作られた、どのようなものだったのか、詳細はまったく分かっていないのに、2匹の猫に起きたことで、「使わない方が良いハーブ」 として警告を発するほどの根拠にはならないのではないでしょうか?とのことでした。
グレッグもこの記事が出たときには National Animal Supplement Council で出版されたカモミールの副作用についての記事をすべて調べてみたそうですが、「カモミールを与えたネコに何らかの副作用が見られた」 などという記事は見あたらなかったそうです。
逆にカモミールはまったく問題ない(absolutely NO ill effects)と書かれた記事は非常にたくさんあった、と知らせてくれました。
もちろん、キク科のアレルギーのある猫には使わない、というのは常識です。
信頼のおける製品を、「必要なとき」 に、「必要な量だけ」 与えること、そして、アレルギーがあるかどうかなど、大切なペットのからだのことについてできる限りのことを飼い主さんが把握しておくことは、最低限必要なことだと思います。
とりあえず、カモミールは安全性も高く、作用もかなり穏やかなものだということは、間違いないようですから、ご安心くださいね。
セミナーなどを受けて、なにか疑問に思ったことは、躊躇せず、その場で、その問題の根拠などを聞いてご覧になるといいですね。
セミナーの中で、「猫にはカモミールを与えると副作用があるので、お薦めではないハーブ」 としてご説明をなさったとか。
カモミールを食べた猫が鼻血を出した症例もあるのだそうで、カモミールはこれからも要注意のハーブだとおっしゃったのだそうです。
私のハーブの講座を受けてくださっている生徒さんだったこともあり、確認のためのご質問でした。
カモミールはキク科の植物ですから、もちろんキク科にアレルギーを示す場合は、ネコであろうとイヌであろうと、そして当然私たち人間にも使いません。
それ以外は、薬効もおだやかで非常に安全なハーブだと認識していましたので、早速Herbs for Petsの著者、グレッグに問い合わせたところ、すぐに返事が帰ってきました。
2年以上も前に、獣医師向けの雑誌に掲載された記事で、6匹の猫がどこの商品なのかもはっきりとはしていない、「カモミール入りのハーブ製品」 を与えられ、そのうちの2匹が鼻血を出した、と言うもので、すでに誰も問題にはしていないのだとのこと。
単に、カモミールも入っていたハーブ製品、ということだけがわかっており、どれほどの量を、なんの目的で与えたのかはまったくわからないのだそうです。
とにかくカモミールは幅広く何万匹もの動物に(もちろん私たち人間にも!) 使われている、非常にポピュラーで安全性の高いハーブです。
与えられたハーブ製品が、どこで作られた、どのようなものだったのか、詳細はまったく分かっていないのに、2匹の猫に起きたことで、「使わない方が良いハーブ」 として警告を発するほどの根拠にはならないのではないでしょうか?とのことでした。
グレッグもこの記事が出たときには National Animal Supplement Council で出版されたカモミールの副作用についての記事をすべて調べてみたそうですが、「カモミールを与えたネコに何らかの副作用が見られた」 などという記事は見あたらなかったそうです。
逆にカモミールはまったく問題ない(absolutely NO ill effects)と書かれた記事は非常にたくさんあった、と知らせてくれました。
もちろん、キク科のアレルギーのある猫には使わない、というのは常識です。
信頼のおける製品を、「必要なとき」 に、「必要な量だけ」 与えること、そして、アレルギーがあるかどうかなど、大切なペットのからだのことについてできる限りのことを飼い主さんが把握しておくことは、最低限必要なことだと思います。
とりあえず、カモミールは安全性も高く、作用もかなり穏やかなものだということは、間違いないようですから、ご安心くださいね。
セミナーなどを受けて、なにか疑問に思ったことは、躊躇せず、その場で、その問題の根拠などを聞いてご覧になるといいですね。
by noraherb
| 2009-12-09 09:02
| ハーブ